Torit PowerCore®が性能の向上とメンテナンスの軽減を実現

このTorit®CPC-12ユニットを使用することで、Kelly-Moore Paints社は性能の大幅な改善とメンテナンス時間の短縮を実現しました。

業界： 塗料製造

問題： 過度の粉塵により適切な換気と最終製品の正確性が損なわれる

解決策： Donaldson®Torit®PowerCore®集塵機とPowerCore®集塵機フィルターパックにより、性能の向上とメンテナンスの軽減を実現。

イタリアンアイス。ピンクカーネーション。ベリーブラッシュ。これらはKelly-Moore Paint社が製造する数百種類の塗料のほんの一部です。同社は、国内最大の従業員数を擁する塗料メーカーとして、住宅用および業務用の塗料を製造しており、多数のブランド傘下で販売されています。

「塗装工のペンキ屋」として知られるKelly-Moore Paint社は、50年以上にわたって塗料と関連製品を製造してきました。現在、同社は米国全土で163拠点を所有、運営しています。塗料の製造には、顔料パウダー、ティント、シンナー、オイル、樹脂など、湿潤原料および乾燥原料を配合する工程があります。製造プロセスの鍵は、広範囲の実験を利用して作成された製造法を厳密に遵守することで、正確な調和と色を作り出すことです。

「簡単に言えば、塗料の製造はケーキ生地を練るようなものです」と、Kelly-Moore Paints社の製造・メンテナンスマネージャーであるEd Johnson氏は話します。「特定の塗料の色と種類に基づいて、さまざまな湿潤原料と乾燥原料を混合し、隠蔽力、耐候性、色、クリーニング性、光沢、防食性など、お客様が望む特性を含んだ製品を作ります。乾燥した顔料を他の原料と混ぜると、大量の粉塵が発生するため、製造フロアを適切に換気し、粉塵を捕集・除去して、最終製品の精度を確保する必要があります。」

同社は最近、製造プロセスで生まれる粉塵を捕集して除去するために、2台目のDonaldson®Torit®PowerCore®集塵機CPC-12集塵機を設置しました。1年前に最初のDonaldson®Torit®CPC-12集塵機を設置した直後のことでした。

Donaldson® Torit® PowerCore®集塵機は、受賞歴のあるPowerCoreフィルターパックと新しい独自開発のコンパクトパルスクリーニングシステムを組み合わせて、バグハウスのフィルトレーションでは通常見られない高フィルトレーション効率を実現します。従来のバグスタイルの集塵機と比較して、Torit®CPC-12ユニットの長さが50%短くなっています。また、深さ7インチのPowerCoreフィルターパック1つで、8フィートのフィルターバグ6個に相当します。「Torit®CPC-12ユニットは他の製品とまったく違いました」とJohnson氏は続けます。「性能が改善されただけでなく、PowerCore®集塵機フィルターパックの使用によるメリットにメンテナンスチームは大変満足しています。 CPC-12には昨年設置されたフィルターパックを含め、元のフィルターパックがまだ残っていますが、フィルターパックの取り付けに必要なメンテナンス時間が、古いバグハウスのバグと比較して大幅に減少する事が予想できます。」

エアフィルトレーション性能の向上の鍵は、PowerCore®集塵機フィルターパックの製造に使用される独自開発のUltra-Web®ファインファイバー技術です。従来のフィルターバグ材料がデプス捕集に依存するのに対し、Ultra-Web®メディアは、ひだ折りされたチャンネル設計の表面に粉塵を閉じ込めます。パルスクリーニングが改善されることで、動作の圧力損失とエネルギー使用量が低下するため、表面での集塵はフィルターのクリーニングを大幅に促進します。また、ひだ折りされたチャンネル設計により、緻密で頑丈なフィルター構造を実現します。「トリットCPC-12を導入することで、エネルギー、メンテナンス、スペースを確実に削減し、フィルターの交換頻度を減らすことができます」とJohnson氏は結論づけました。「ドナルドソンのチームには、しっかりと設置できていることを確認していただき、ユニットの操作方法についても念を押していただき、大変お世話になりました。私たちのニーズに細心の注意を払ってくださったことに感謝しています。他社にもぜひドナルドソン製品の導入をお勧めします。」