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産業用集塵機のための圧縮空気の管理

ドナルドソントリット、プロダクトマネージャー、Joe Kiolbasa

産業用集塵機の多くがフィルターのクリーニングと延命を目的に圧縮空気を使用しています。 個々のバグフィルターやカートリッジフィルターの内側に圧縮空気のショートパルスを与え、フィルター外側に付着した粉塵を払い落とします。

産業用集塵機の運用責任者は、集塵機に供給する圧縮空気を管理し、稼働コストを削減しつつ適性性能を確保する必要があります。 それによって、コストのかかる圧縮空気の消費量を低減し、集塵機の風量性能を最大化し、メンテナンス費用やダウンタイムコストを削減できます。

オンデマンドクリーニングと連続クリーニング

集塵機の圧縮空気の消費量制御に重要なことは、集塵機の購入時に、質の高いオンデマンドクリーニング制御に十分に投資することです。

集塵機の多くには、フィルターのクリーニングが必要であるかに関係なく、10秒や15秒ごとに連続的かつ自動的にパルスを与える制御パネルが標準装備されています。 これはさまざまな理由で不要なコストにつながります。

第一に、ほとんどの連続クリーニングの場合、安定した集塵機動作の維持に必要な量よりも多くの圧縮空気が消費されます。 集塵機の当初のサイズ設定や処理する粉塵量によっては、クリーニングの頻度(および圧縮空気の消費量)を半減できる場合があります。 50,000 cfmの集塵機の場合、パルス頻度を50%削減すると年間のコスト削減は1,300ドルを超えます。 この計算は集塵機の稼働を8時間シフトで1日2回、週5日と想定したものです(下の表を参照)。 このような削減によって、オンデマンドコントローラーの購入に要した費用は1~2か月で容易に回収できます。

連続クリーニングがコストを増加させる2番目の理由は、過剰なパルスクリーニングがフィルターの消耗を招き、フィルター寿命を短くする可能性があることです。 フィルター寿命が短いと、フィルターの交換頻度が高くなり、補修用フィルターのコストが増大し、交換作業の人件費も増加し、ダウンタイムが長くなります。

 連続クリーニング10秒パルスオンデマンドによるパルスの50%削減 - 全負荷オンデマンドによるパルスの50%削減 - 部分負荷
BHP16.12516.12516.125
一定0.7460.7460.746
稼働時間416041604160
kWhあたりのコスト0.07ドル0.07ドル0.07ドル
全負荷時間(%)10.50.5
全負荷BHP(%)110.25
モーター効率0.950.950.9
 3,687ドル1,844ドル487ドル

1,844ドル + 487ドル = 2,331ドル
年間削減額3,687ドル - 2,331ドル = 1,356ドル

コスト(ドル)=(bhp)x(0.746)x(稼働時間)x(ドル/ kWh)x(時間%)x(全負荷bhp%)/モーター効率

出典: 米国エネルギー省

局所的な制御とフィルトレーション

圧縮空気がドライヤーを通過してから集塵機に到達する前に圧縮空気の管理を行う必要があります。 まず、メーカー仕様を満たす圧縮空気が集塵機に供給されるよう、圧縮空気の圧力を調整する必要があります。 集塵機の圧縮空気要件については、集塵機のマニュアルを参照してください。 これは非常に重要で、メーカーの推奨値より高い圧縮空気でパルスクリーニングを行うと、集塵機やフィルターが損傷する可能性があります。 したがって、ゲージ付き圧力レギュレーターを集塵機のすぐ隣に設置する必要があります。

次に、シャットオフ/ロックアウトバルブを取り付け、集塵機のメンテナンス作業を始める前に集塵機への圧縮空気を遮断できるようにします。

局所レギュレーター、最終フィルトレーションでのシャットオフ/ロックアウト

最後に、ドライヤーと集塵機間の配管で発生する残留粉塵や凝縮した水分を捕集するため、集塵機の前に自動復水弁と粒子フィルターを取り付ける必要があります。 このセクションに記載するすべての局所的な圧縮空気管理デバイスの、レギュレーター、ゲージ、シャットオフ/ロックアウト、最終フィルトレーションと組み合わせた1台のデバイスで対応できます。

つまり、圧縮空気は多くの産業用集塵システムの重要なユーティリティーです。 圧縮空気の使用量や状態(清浄な乾燥した圧縮空気)を管理することでコストも集塵機のメンテナンスも削減できます。

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