ミネアポリス(2025年1月30日) - フィルトレーション製品およびソリューションの世界的リーダーであるドナルドソン(NYSE: DCI)は、Daimler Truck North America社(DTNA)の水素燃料電池プロジェクトにおいて、同社と提携することを発表します。ドナルドソンの高度なエアフィルター技術は、次世代のフレイトライナー「スーパートラックIII」への搭載が決定しており、水素燃料電池のイノベーションにおける当社の地位をさらに揺るぎないものとします。
米国エネルギー省(DOE)が主導する「スーパートラック」プログラムは、重量物運搬用のクラス8長距離トラックにおける燃費向上と排出ガス削減を目的としています。2011年の発足以来、このイニシアチブは大きな進歩を遂げ、大手自動車メーカーにより複数の実験車両が生産されてきました。「スーパートラックI」および「スーパートラックII」のプロジェクトがディーゼルエンジンの最適化に重点を置いていたのに対し、最新のプロジェクトでは最先端の水素燃料電池トラックの実験車両開発にも力を入れ、よりクリーンで持続可能な未来の輸送手段に向けた画期的な一歩を踏み出しています。DTNAは、このプロジェクトでDOEから総額2,600万ドル(2億4,600万ユーロ)の資金提供を受けています。
「ドナルドソンとDaimler Truck North America社は長年にわたりパートナーシップを築いており、DTNAの商用車向けにさまざまなフィルトレーションソリューションを共同開発しています。今後も積極的に『スーパートラックIII』プログラムを支援していきたいと考えています」
Keith Bechtum、ドナルドソンOEMセールスおよびモバイルソリューション担当バイスプレジデント
このイニシアチブから得られた実地経験は、他のオンハイウェイ用途における水素燃料電池の採用を推進し、輸送の未来を形作る上で重要な役割を果たすことでしょう。