硬くて研磨性の硬い粉塵粒子は、鉱業・鉱物処理関連の用途で大量に発生します。 この種の粉塵はフィルターメディアを急速に摩耗させるため、メンテナンスの頻度を高め、さらには、 フィルターの漏れにつながります。 粉塵排出制御を効果的に実施しないと、機器、プロセス、従業員、環境が危険にさらされ、生産の停止につながるおそれがあります。
とりわけ、セメント製造現場での集塵は困難をきわめます。 施設のデータによると、鉱業の処理量のうち、実に1%が周囲環境へと失われていると推定されています。 700 TPHの採石場の場合、1時間あたり約7トンがコンベヤー、クラッシャー、スクリーンから失われますが、これには備蓄品からの損失は含まれていません。
ドナルドソンは、鉱業や鉱物分野における唯一のフィルトレーションメーカーとして、最も効率的かつ環境に優しい方法で、セメント産業に特化した集塵のお手伝いをします。
以下は、発生した粉塵を集塵機で制御できる、鉱山や採石場の代表的な作業エリアです。
鉱業や採石場の防塵における長年の経験をもとに、重要ポイントを多数示しています。
設計や選定が十分でないと、集塵機の性能がすぐに不十分になったり、短い期間で低下したりします。 他の業界での用途と比較して、効果的な集塵機とそうでない集塵機を選定するのは極めて困難です。
最もわかりやすい粉塵の発生源は、スクリーンやクラッシャーからのコンベヤー搬送ポイントやフィードポイントのように思われがちです。 しかし、スクリーンからのオーバーサイズのフィードアウトや、大きな製品をビンに移す際にも、多くの粉塵が発生します。
予算上の制約も重要なため、大規模に誤った対策を取るよりは、局所的に適切な対策を取るほうが良い結果につながります。
防塵を鉱山や採石場に適用するには、2通りの基本戦略があります。ソース集塵(集塵機を粉塵の発生源に置くことで、捕集した粉塵をプロセス流に直接戻せる)と中央集塵(中心位置に集塵機を設置し、粉塵を含む空気を集塵機にダクトで送り、別のプロセス流として排出)です。
採鉱や採石用途で中央集塵機を選定する場合には、次の点を考慮する必要があります。
ソース集塵システムはホッパーやダクトをほとんど使用しないため、容易に利用できるかもしれませんが、 次の点を検討する必要があります。
Model | Product Family | Use | |
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RF(376RFW10ユニット4台および484RFW12ユニット1台) | バグハウス集塵機 | 石灰岩の破砕 |
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81MBT8(s) | バグハウス集塵機 | 珪藻土を通気するビン |
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Dalamaticインサート型20/10 | バグハウス集塵機 | 石炭コンベヤーの搬送ポイント |
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PowerCore CPC 3 | PowerCore集塵機 | セメント |
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DLMC 4/8/15 | バグハウス集塵機 | 破岩 |